ニキビのできる原因はさまざまですが、どの原因であってもニキビのでき始めは「毛穴のつまり」です。
さまざまな原因によって毛穴に皮脂が詰まって、アクネ菌が皮脂をエサにして繁殖して炎症することで初期ニキビとなってしまいます。
今回は、毛穴のつまりを解消してニキビを治す方法とできにくい肌にする方法をご紹介します。
毛穴のつまりによるニキビを改善させるスキンケア
洗顔・クレンジング
まずはクレンジングと洗顔で皮膚や毛穴の汚れを落とし、つまりがこれ以上ひどくならないようにケアしましょう。
洗顔料によって、汗やほこり、古い角質を洗い落とすことができます。
クレンジング料では、メイク汚れや皮脂汚れが洗い落とせます。
ただし、あまり強い洗浄力の洗顔料やクレンジング料は、肌に必要な油分を奪い乾燥や刺激になってしまいますので気を付けてください。
酵素洗顔
角栓は、油分である「皮脂」と「角質(タンパク質)」が混ざったものです。
酵素洗顔料などを使わないとなかなか洗い落とすことができません。
洗浄力の優しい毎日使えるものや週1回~のスペシャルケアで使うものなどがありますので、確認して使用してください。
ピーリング
毛穴つまりの原因である古い角質や余分な皮脂を落とすことができます。
また、古い角質がうまく剥がれ落ちず厚くなってしまった表皮を、やさしく洗い落とすことができるので、酵素洗顔と同じようにスペシャルケアとして定期的に取り入れると、毛穴つまりでのニキビを予防することが可能です。
蒸しタオルで毛穴を開く
洗顔やクレンジングの前に顔に蒸しタオルを乗せると、毛穴が開き角栓が柔らかくなるため汚れが落ちやすくなります。
蒸しタオルはタオルの一部分を濡らして、その部分を内側にしてくるくるとまるめ電子レンジでチンすると簡単に作れます。
ビタミンC誘導体や毛穴を引き締める作用のある化粧品を使う
ビタミンC誘導体
肌細胞をふっくらとさせることで、毛穴が目立ちにくくなる効果があります。
また、ビタミンCは、皮脂の分泌をコントロールしてくれるため角栓ができにくくなります。
毛穴を引き締める化粧水
ハマメリスエキス・セージエキス・アーティチョークエキスなど、殺菌効果や皮脂バランスを整えながら毛穴を引き締める成分を含んだ化粧水を使うといいでしょう。
毛穴のつまりによい・・と見せかけて注意したいものとは?
毛穴パック
すっきり毛穴の角栓が取れる!と人気の毛穴パックですが、すっきりする爽快感以外はデメリットが多いので使用には注意が必要です。
ごっそりとれる角栓の他に、必要な皮脂やひどいときは表皮までも剥がしとってしまいます。
また、無理に角栓を引っこ抜いた後、毛穴を引き締める成分が含まれていないため毛穴が開きっぱなしになってしまいます。
開いた毛穴にまた皮脂や汚れが入って角栓になり、ニキビができる・・・さらに毛穴パックをすることで、ますます毛穴が広がる・・・と悪循環になってしまいます。
どうしても使いたい場合は、1~2ヶ月に1度までの使用とし、パックの後は保湿で潤し冷やして毛穴を引き締めましょう。
コメドプッシャー
コメド(初期ニキビである白ニキビ)の角栓を押し出しす道具です。
こちらも一時的にすっきりとして気分がいいかもしれませんが、肌に負担をかけて皮膚を傷つけ、ひどい場合は跡になってしまうことがあります。
これらの使用は、できるだけしない方が安心です。
皮膚科やエステでの毛穴ケア
それでもやっぱり毛穴がつまる・・・ニキビができてしまう・・・とお悩みの場合、プロに相談してみるというのも一つの手です。
エステ
エステはサロンによって金額がまちまちですが、体験エステなら2000円くらい~で受けることができるので、気楽に試してみることができます。
また、マッサージなどを組み合わせたコースもあり、肌の血行がよくなることで、ターンオーバーが改善し、ニキビができにくい肌になることができます。
スクライバー
超音波振動などで普通の洗顔では落とせない汚れを取り除きます。
バキューム
ガラス管などで毛穴から皮脂や角栓を吸引して取り除きます。
イオン導入
微弱な電流を流すことで、肌のバリア機能を通過して美容成分を肌の内部まで浸透させる方法です。
フルーツ酸ピーリング
肌に優しいフルーツ酸を使って古い角質を取り除きます。
ニキビができている部分は、刺激になるため避けて行います。
皮膚科
皮膚科での治療はできているニキビの場合保険適用になり、ニキビをできにくくする、ニキビ跡のケアなどは保険適用外となります。
レーザー
炭酸ガスでニキビに小さな穴をあけて中の皮脂や膿を出す治療と、CO2レーザーで皮膚に細かな傷を作りニキビ跡を改善させる治療があります。
ピーリング
薬剤による角質の除去です。
エステや家庭用のピーリングよりも刺激があるので即効性がありますが、赤みなどが出やすく施術後に薬が処方されることもあります。
面皰圧出
専用の針などでニキビの皮脂や膿を圧出する方法です。
コメドプッシャーや自分で押し出すのとは全く違い、治りやすく跡も残りにくい治療です。
薬の処方
ピーリング効果、炎症を抑える効果、殺菌効果のある塗り薬が処方されます。
また、飲薬の場合は、炎症ニキビの人には抗生物質、ターンオーバー正常化のためにビタミン剤、ホルモンバランスを治療するホルモン薬などが処方されます。
まとめ
毛穴つまりが原因のニキビを改善する方法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
初期ニキビは目立ちにくいため、悪化するまで気づかないことも多いです。
日ごろからスキンケアで予防することがおすすめです。
できてしまったニキビには過剰に反応しすぎず気楽に対処し、あまり気になるようであればひとりで悩まず、エステや皮膚科にも相談するといいでしょう。