薄着の季節になってふと気づく、背中のニキビ跡・・・。
背中は、目が届きにくいため、ニキビができていることに気づかず、悪化させ、ニキビ跡になってしまうことが少なくありません。
水着を着るだけじゃなく、ドレスアップした洋服などは背中が開いていることも多いですので改善方法を詳しく見てみましょう。
ニキビ跡の色素沈着改善のための3つのこと
ターンオーバーを促進する
ターンオーバーの乱れによってメラニン色素が肌の奥に残ってしまっている状態が、ニキビ跡の色素沈着です。
ニキビの炎症による刺激でメラニンが多く生成されてしまうため、これをターンオーバーで古い角質と一緒に剥がれ落ちさせます。
質の良い睡眠とストレスをためないよう心掛けましょう。
角質を柔らかくして肌に潤いを与える
背中は身体の中でも皮脂分泌が多い部分なため、乾燥しやすく角質がどんどん厚くなっていることがあります。
角質が厚くなっていると化粧水などが上手く浸透しないため、まず柔らかくしてから保湿し化粧水や薬の効果を浸透させます。
ピーリングなどで角質を柔らかくし、化粧品で保湿するといいでしょう。
ピーリング効果のある石鹸を使ったり、ボディ用ニキビケア用品にはスプレータイプで背中に吹き付けられるものやクリームを塗るための道具があるので使ってみると、届きにくい場所もケアできるでしょう。
ニキビに保湿は・・と思ってしまうかもしれませんが、乾燥しすぎると皮脂分泌がより一層活発になり、ニキビができてしまいます。
コラーゲン・セラミド・プラセンタなどの保湿成分でしっかりと潤いを保ちましょう。
メラニンの生成を抑制する
色素沈着ニキビの場合、顔でも身体でもメラニン色素を早く排出させることが大事です。
これ以上メラニンの生成を増やさないために美白化粧品を使うのも効果的ですが、内側からの美白ケアも効果があります。
ビタミンを多く摂取するなど、食事にも気を付けてみるといいでしょう。
背中ニキビができる原因と対策
皮脂の過剰分泌
顔にできる印象の強いニキビですが、なぜ背中にできてしまうのでしょう。
その理由は、顔や他の部分に比べて皮脂腺が発達していることにあります。
そのため、皮脂が過剰に分泌されてしまい、毛穴がつまることでニキビができてしまうのです。
ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの影響が強く出てくると、皮脂の分泌が活発になってしまいます。
ホルモンバランスを整えるためには、下記に気を付けましょう。
規則正しい生活
質がよく、十分な睡眠は肌を整えてくれます。
自律神経のバランスやホルモンバランスを整えることもできるので、肌荒れを防ぐことができます。
バランスの取れた食事をとる
偏った食生活は、皮脂の過剰分泌や胃の不調を引き起こしてしまうためニキビができやすくなってしまいます。
控えた方がいいものとして、油分・糖分が挙げられます。
摂りすぎてしまうと皮脂量が増えてしまいます。
また、香辛料は、炎症を悪化させ胃を刺激してしまいます。
カフェインを含む飲み物も同じく意を刺激してしまいます。
胃の働きが低下すると、消化や排出がうまくいかないので身体に老廃物が溜まりやすく、ニキビになりやすいため気を付けましょう。
また、積極的に摂りたい成分としてビタミンCは色素沈着を予防しますし、ビタミンB2・ビタミンB6などのビタミンB群は皮脂を抑制する効果があります。
ビタミンAやビタミンE、コラーゲンも肌の調子を整える効果があるため、積極的に摂りたい栄養素です。
水溶性食物繊維は、胃腸の働きを助け、体内の老廃物を排出させる効果があります。
刺激や摩擦などの負担
刺激や摩擦で肌に負担がかかると、角質が厚くなってしまいます。角質が厚くなると毛穴が詰まり、ニキビの原因になってしまいます。
主な原因を、下記に記載しますので気を付けてみてください。
・汗や蒸れによる刺激
・身体を掻くことによる刺激
・洋服や下着の擦れ
・体を洗ったり拭いたりする摩擦
・身体を洗う時はタオルやブラシを極力使わず、手や柔らかいタオルで洗う
石鹸などのすすぎ残し
入浴時のシャンプー・リンスの油分は皮膚に残りやすいため、肌荒れの原因になってしまいます。
また、ボディソープや石鹸なども背中は意外にすすげていないことがあります。
シャンプーなどのすすぎ残しがないようしっかり洗い流し、汗をかいたらこまめに拭きましょう。
どうしても治らなければ、美容皮膚科という手も
色々気を付けても改善しなかった場合、ひとりで悩むより、美容皮膚科に相談するこをとおすすめします。
美容皮膚科では、塗り薬・飲み薬の他、医療機器による治療などで効果的に治療してくれます。
できたニキビを治療する場合は保険適用の場合が多いですが、ニキビ跡やニキビができにくくする治療の場合は保険適用外となります。
ニキビ治療に力を入れている美容皮膚科、一般皮膚科を見つけ、相談してみましょう。
まとめ
背中にあるニキビ跡を治す方法と、悪化させない方法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
背中ニキビは手が届きにくく、お手入れも大変です。肌のターンオーバーでの早急な改善は難しいので、気長にケアしてください。
また、なかなか治らない場合は、悩まず専門の医師に相談して早く悩みから解放されましょう。
毎日の生活習慣を見直すことで、再発や悪化を防ぐことができます。
少しずつ気を付けて、お手入れとの相乗効果でキレイな背中を手に入れてください。