大人ニキビの治し方

なかなかケアしにくい背中にきびの正しい治し方

背中にきびは自分では気づかないことが多いので嫌なものです。

夏場でなくてもスポーツクラブで水着になることもあるし、温泉にも行くこともあるし、学校や会社で制服を着替える時に人に見られているようで気になります。

背中にきびは、小さいものもあればものすごく大きいのが1つポツンとできるものもあります。

体を洗う時に痛いと気づいたり、にきびがつぶれて血や膿がでてくると洋服についてしまったりして、憂鬱になります。

病院で相談したら「結婚したら治る」なんて言われたと聞いたことがあります。

病院の先生は、結婚したらホルモンバランスが整うと言いたかったのかもしれませんが、そう簡単に解決するものでもありません。

そこでなぜ背中にきびができるのか、背中にきびの治し方を探っていきたいと思います。

どうして背中にきびができるの?

にきびは、皮脂が毛穴に詰まることからできはじめます。

思春期にはTゾーンと呼ばれるおでこや鼻といった皮脂が多い箇所ににきびができやすいのですが、大人になると皮脂の少ないあごやフェイスラインにできたりします。

あごやフェイスラインは皮脂が少ないかわりに天然の皮脂というクリームが少ないので、乾燥しやすい箇所です。

お肌が乾燥するとお肌のバリア機能が弱まるので、にきびや肌あれなどを起こしやすくなります。

あごやフェイスラインは、頬杖をついて圧迫することやよく手で触ってしまう箇所なので、手のばい菌がつくことも原因にあげられます。

では、背中はどうなのでしょうか?背中や胸というのは顔の次に皮脂腺が多い箇所です。

汗もかくし皮脂もでやすいので、ボディークリームなどを塗らなくても通常であれば潤っている箇所になります。

なんらかの原因で毛穴の皮脂が詰まってにきびができたということです。

にきびができる原因はストレスや生活習慣、自律神経の乱れなども影響しますが、背中にきびの場合は、背中にふれているものが原因になっていることが多いです。

しかし背中は、あごやフェイスラインのように手で触ることは少なく衣服で守られています。

ということは、長い時間背中に触れているものと考えたら分かりやすいと思います。

長時間を過ごす布団、髪の毛、衣服、鞄、お風呂での過ごしかたを見直してみる必要があります。

背中にきびを即効で消す治し方

まず、一番背中が長時間ふれることになるベッドや布団です。

シーツや枕カバーを頻繁に洗濯していますか?

シーツや枕カバーの清潔に気をつかっていても、ベッドのマットレスや布団はどうでしょうか?

汗や皮脂というのは、シーツや枕カバーを通して布団や枕までしみこんでしまうことがあります。

自分の臭いでは気づかないかもしれませんが、ビジネスホテルに泊まった時に枕から加齢臭がすると思ったことはありませんか。

シーツや枕カバーは取り替えられていても、枕に汗や皮脂がしみこんでしまっているのです。

最近は消臭剤が常備してあるホテルが多いので助かります。

ベッドのマットレスが動くのであれば少しずらしてみたり、布団を干したりしましょう。風通しをよくすることが大切です。

悪天候が続いたり外出時間が長いと布団を干すのは難しいので、椅子を2つ使って部屋の中で干したり、布団乾燥機を使うのも良いです。

扇風機を使って、ベッドや部屋の空気の通りを良くするのもおすすめです。

ベッドの下のお掃除もドライシートなどでこまめに行いましょう。

ソファーに寝転んだり絨毯やラグマットに寝転ぶことが多い人は、ソファーや絨毯やラグマットを掃除していますか?

髪の毛の長い人は、髪を洗った後に濡れたままにして、衣服を通して背中も濡らしていませんか?

首や背中が冷えるのでよくないし、髪の毛はすぐに乾かさないと雑菌が増殖してしまいます。

背中にきびにも悪影響を与えます。髪を洗ったらすぐに乾かすことです。

髪の毛の毛先が背中にツンツンと刺激を与えていることもあります。

髪の毛の長い人は、1本に束ねて頭を左右にぶんぶん振ってみてください。

毛先が顔にあたるとかなり痛いと思います。

髪の毛先は尖っているので刺激になります。

背中にきびができている人は束ねておきましょう。

ブラジャーの素材やホック、衣服の素材も影響していることがあります。

なるべく天然素材のものを着用しましょう。

リュックをよく背負っている人も注意が必要です。

背中は汗をかいて蒸れやすいです。

リュックが洗える素材であるならば洗濯をしたり、陰干しをしたりして清潔にします。

お風呂で背中にきびを早く治そうと、ナイロンタオルやブラシでこすっていませんか?にきびが悪化するしシミになることもあるので、綿のタオルでやさしく洗うのがベストです。

シャンプーやコンディショナーが背中に残っていると背中にきびができやすくなります。

お風呂ではまず髪を洗い、次に体を洗うようにしましょう。

背中にきびの治し方で市販薬を使うのどうなの?

背中のようにボディにできるにきびを根本的に治す方法としては市販薬というよりも体質を改善する漢方薬がおすすめです。

柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)

背中や胸にあせものように小さいにきびが全体的に広がっている人におすすめです。

にきびの炎症を抑え、免疫力を高めることでにきびができにくい肌にします。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

にきびが背中の真ん中にできたり、化膿して痛みがあるにきびにおすすめです。

アレルギー体質の人や虫刺されの跡が消えにくい肌にいいです。

まとめ

背中にきびは、長時間背中に触れているものをまずは考えてみるべきです。

ベッドや布団、髪の毛や衣服などを見直してみましょう。

背中にきびには顔のにきびと同様に漢方薬がおすすめです。

薬局やドラッグストアでも手に入ります。

分からないことがある時には、薬剤師の方に聞いてみるとよいでしょう。

背中にきびを早く治してツルンと綺麗な背中美人になりたいですね。