おでこや鼻はTゾーンと呼ばれており、皮脂の分泌が多く、皮脂が毛穴に詰まることによってニキビもできやすい箇所です。
ニキビが治った後そのまま跡形もなくきれいな肌に戻ってくれればいいのですが、ニキビの炎症がひどかった場合は、ニキビ跡となって残ることもあります。
おでこは顔の目立つ位置にあるので、ニキビ跡を人に見られているようで自信がなくなったり、人と関わるのが億劫になってしまう人がいます。
では、どうすればおでこにできたニキビ跡はなくなるのでしょうか?
ニキビ跡には、3種類あります。
赤くなるタイプ、シミになるタイプ、へこみあとが残るタイプです。
タイプ別に正しい治し方を紹介していきます。
赤くなるタイプの治し方
ニキビの炎症がでた後に赤みが出て、そのまま消えずに残ってしまった状態です。
この赤みは、ニキビがほぼ治っていても数年間残ることもあります。
早く消すには、ビタミンC誘導体配合の化粧品を使って炎症をおさえることが大切になってきます。
日焼けをするとシミになる可能性がありますので、注意してください。
ビタミンC誘導体ってなに?ということになると思います。
通常のビタミンCというのは水溶性のため、そのまま肌に塗っても吸収されにくいのです。
ビタミンC誘導体というのはビタミンCに油溶性の物質をくっつけて安定性を高め、肌内部に届きやすくしています。
肌内部で活性型のビタミンCに変わるようになっている化粧品のことです。
シミになるタイプの治し方
赤くなるタイプのニキビ跡ができた後に、色素沈着をおこして黒くなることがあります。
それがこのタイプです。
何年かかけて消える場合もありますが、そのまま残ってしまうこともあります。
日焼けをすると更に消えにくくなってしまうので、注意してください。
美白効果のある化粧品やピーリングで改善することがあります。
美白化粧品
美白化粧品は、シミの原因となるメラニン色素の働きをおさえる美白成分が入った化粧品のことをいいます。
美白化粧品とうたっていても美白成分が入っていないものがあるので、厚生労働省が認可している美白成分が入っているものを選びましょう。
へこみあとが残るタイプの治し方
ニキビ跡の中でもっともやっかいな状態になっているもので、皮膚が陥没してクレーターとしてニキビ跡が残っているタイプです。
ニキビだけではなく周囲に炎症が広がり、皮膚の一部が溶けてしまったのです。
角質をケアするためのスクラブ洗顔、化粧水でしっかり保湿、美白化粧品を使ったケアを根気よく続けることです。
なかなか改善しない場合は、美容皮膚科で相談するのも一つの方法です。
ニキビ跡におすすめの食べ物
ニキビ跡というのはニキビができて炎症がおこった後に、赤みやシミや陥没という形で肌に残ってしまった状態です。
どのタイプのニキビ跡にも、日焼けはシミになって残ることがあります。
そこでビタミンCを使った簡単な食事を紹介します。
ビタミンCをたっぷり摂っていれば、シミができにくくなったり、、できてしまったシミを目立たなくする効果があります。
また、皮膚の再生やホルモンの分泌を助ける働きもあります。
ブロッコリーのアーモンドかけ
ブロッコリーを茹でて、バターを使って炒めます。
炒めあがったらスライスアーモンドをかけます。
ビタミンCやビタミンAが取れ、バターを使って炒めることで消化しやすくなります。
キウイシャーベット
キウイを適当な大きさにきり、プチトマトは皮を湯むきします。
キウイとプチトマトを混ぜてハチミツとレモンをかけて凍らせてシャーベットにします。
キウイは、果物の中でも飛びぬけてビタミンCを多く含んでいます。
おやつ感覚で食べられるのでおすすめです。
ニキビ跡を増やさないようにするために、皮膚の健康を保つビタミンAや皮脂の分泌量を抑えて血行を促進する効果のあるビタミンB群を含んだ食事もおすすめです。
レバーのウスターソース煮
レバーを牛乳に浸けて臭みをぬきます。
鍋に一口大に切ったレバーを入れ、ウスターソースと水をひたひたになるまで加えて30分煮込みます。
レバーはビタミンAやビタミンB群を含み、貧血によい鉄分、コラーゲンの生成をする亜鉛など栄養素がバランス良く含まれています。
へこみ跡が残るタイプにおすすめのパック
一度できてしまったでこぼこになったへこみ跡ですが、毛穴の汚れや、古い角質をとって肌の再生を促すことですこしずつなめらかな肌へと改善します。
少しでも目立たなくするために、1~2週間に1回はパックをしましょう。
天然粘土100%のパックは肌に優しいので、ニキビ跡やアトピー肌にも効果があるといわれています。
豊富なミネラルを含んだ細かな粒子が毛穴の汚れや古い角質をとって、肌をなめらかに整えていきます。
炭パックは炭がもつ吸着力が毛穴に詰まった汚れや老廃物を取り除きます。
ミネラルも補給できるので、透明感のある肌にかわっていきます。
まとめ
ニキビの跡が残ったら本当にやっかいで毎日鏡をみるのも嫌になります。
3種類のニキビ跡に対応した治し方で少しずつ改善してください。
ニキビ跡のケアには、根気よく続ける努力とあきらめない心が大切です。
ニキビ跡におすすめの食べ物やパックなども参考にしてください。