なかなか治りにくいうなじのニキビですが、やっと治ったと思ったら跡が残ってしまった!!なんて落ち込んでいませんか?
自分では見えない場所ですが、意外に人の目に触れる場所です。
男性ももちろん、女性も髪の毛をアップにしたい時にできなかったり、おしゃれを楽しめません。
ニキビ跡を治す自分でできる方法を3つご紹介します。
うなじのニキビ跡を治す3つの方法
ターンオーバーを正常化させる
ニキビ跡は色素沈着や炎症によるキズ跡として残っているので、肌のターンオーバーによって改善することができます。
肌のターンオーバーが乱れると、細胞の生まれ変わりが上手くいかず、ニキビ跡が消えにくくなってしまいます。
ターンオーバーを正常化させるには、しっかりと保湿することが大切です。
化粧品の場合、セラミドを配合しているものはターンオーバーを促進させます。
他にも保水力の高い成分(ヒアルロン酸など)は、肌のバリア機能を高めてニキビ跡を改善させるのに有効です。
また、定期的なピーリングによって、古い角質をはがしてターンオーバーを促してあげると効果的です。
色素沈着を防ぐ
ニキビによってダメージを与えられた肌は、紫色や茶色の色素沈着を起こしてしまいます。
ビタミンC誘導体など美白成分で色素沈着を防ぎましょう。
色素沈着を消すには2年から3年かかることもあるため、ピーリングで古い角質を取り去るのは有効なケアだと言えるでしょう。
ニキビによってダメージを受けた肌にピーリングは刺激が強いので、洗い流すゴマージュタイプなど刺激の少ないものを週1回程度使用しましょう。
また、ピーリング後は、しっかりと保湿することと紫外線ケアをして肌を守りましょう。
角質ケアする
ニキビによって肌表面がごわついた肌は、化粧品の成分が十分浸透できません。
週1回程度ピーリングや酵素洗顔などで古い角質を取り除き、ターンオーバーを促したり、美白成分の浸透を促しましょう。
デコボコになったニキビ跡は、真皮層のダメージがあるためセルフケアではあまり効果がありませんが、古い角質を取り除くことで、デコボコの差が少なく目立ちにくくなることもあります。
ニキビ跡の種類について
ニキビ跡には段階があり、セルフケアできるものと皮膚科での治療が必要なものに分けられます。
赤みニキビ跡
ニキビでダメージを受けた皮膚が、毛細血管を張り巡らせて肌を修復しようとしている状態です。
この段階で正しいスキンケアをしてあげると、跡は残らずキレイに治ります。
赤紫や紫色のニキビ跡
赤みニキビ跡が悪化して毛細血管が破れ、あざのようになってしまった状態です。
刺激を与えてしまうと跡が消えるまでに時間がかかるうえに、色素沈着(茶色ニキビ跡)になる可能性があります。
茶色のニキビ跡
赤み・紫色のニキビ跡に紫外線があたるなどで、メラニンとなって色素沈着を起こした状態です。
ここまでのニキビ跡は、ターンオーバーや美白ケアで時間はかかりますがセルフケアが可能です。
クレーターニキビ跡
ニキビが繰り返しできたことにより、表皮より下の真皮にまでダメージが与えられてしまった状態です。
セルフケアではピーリングでデコボコの差を目立たなくする、皮膚に潤いを与えてふっくらさせることで目立たなくするところまでしかできません。
完全にキレイにするには皮膚科での治療が必要です。
しこりのあるニキビ跡
ニキビによる化膿が肌の奥深くまで達してしまい、皮膚に異常再生が起こってしこりになった状態です。
ここまで傷が深くなってしまうと、セルフケアでは新しいニキビができないようにするなどの予防くらいしかできません。
皮膚科での治療で、時間をかけて改善しましょう。
ケロイド状のニキビ跡
ニキビが同じ場所にたくさんできて化膿したため、大きなニキビ跡になっている状態です。
真皮を修復しようとして細胞を作りすぎて盛り上がってしまいます。
セルフケアで治すことはほぼ不可能で、治療は内服薬と塗り薬などによって行われます。
ニキビ跡を改善するための生活習慣とは
ニキビ跡を改善させるためには、化粧品を使ったケア以外にも、できることをしていきましょう。
早くに取り掛かればその分だけ、ニキビ跡も早く消えます。
4つのポイントをご紹介します。
しっかり睡眠時間を確保する
22~2時はゴールデンタイムと言われており、この時間帯に睡眠がとれていると、成長ホルモンによってキレイな肌が作られます。
仕事などの関係で難しい場合は、生活リズムを整えるだけでも効果があります。
タンパク質・ビタミン・ミネラルを摂取する
肌のターンオーバーを促すには、タンパク質が重要です。
また、ビタミンやミネラルを合わせて摂取することで相乗効果が期待できます。
適度な運動
身体を動かすことで、代謝がアップしてターンオーバーがスムーズになります。
また、ストレス解消にもなるので美肌作りにはおすすめです。
紫外線対策
ニキビやニキビ跡は、紫外線によって炎症が促進されてしまいます。
UVケアをしっかりとして、悪化を防ぎましょう。
まとめ
うなじにできたニキビ跡を治すにはターンオーバーを改善し、色素沈着を防ぎ、角質ケアをすることで改善していきます。
うなじを含む首周りにできるニキビは肌のターンオーバーが乱れやすく、また服や髪などの刺激で色素沈着が起こりやすいという特徴があるので、肌の保水力を高めてバリア機能をアップさせる必要があります。
また、普段の生活によってもターンオーバーを整えることも可能ですので、スキンケアとともに生活習慣にも取り入れてキレイなうなじを取り戻しましょう。