おでこニキビの治し方

30代になっておでこにニキビができる原因とその治し方

大人になって突然おでこにニキビができてしまった!

思春期の頃ニキビに悩んだ人も、そうじゃない人も、肌が変化する30代に突入して、またニキビに悩まされるという人が増えているのです。

おでこにニキビができる原因と、その治し方についてご紹介していきます。

おでこのニキビができる3つの原因とは

なぜ、おでこにニキビができるのでしょうか。

その原因は、大きく3つに分けられます。

ホルモンバランス

大人ニキビの一番の原因は、ホルモンバランスの乱れです。

社会人になると、仕事の都合で生活リズムが狂い、ストレスが溜まります。

それによりホルモンバランスが乱れ、肌のターンオーバーがうまく働かなくなってしまいます。

ターンオーバーが上手く働かないと角質が厚くなり、毛穴をふさいで乾燥の原因となり、肌が炎症を起こしてニキビができます。

また、月経などでのホルモンの変化によっても皮脂腺が刺激されるため、さらにニキビができる原因となります。

乾燥

ホルモンバランスの乱れによっても乾燥しますが、加齢によっても肌のターンオーバー機能が衰えてくるため年齢を重ねるにつれて肌は乾燥しやすくなります。

肌の乾燥は、毛穴に皮脂が確執が詰まりやすくなってしまいます。

また、乾燥を防ごうとする肌のバリア機能が、過剰に皮脂を分泌してしまうことからニキビの原因となります。

会社でエアコンを常に使っているなどの職場環境や洗顔料・クレンジング料などの洗浄力の強いものが逆に悪化させる原因を作っている可能性もあります。

メイクなどの汚れ

おでこは、前髪やシャンプーの洗い残しなど雑菌の付きやすい場所です。

そこに、大人になると整髪料やメイクなどが加わり、毛穴がふさがれてニキビの原因になってしまいます。

おでこのニキビを治す方法は?

では、おでこのニキビを治すための方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

生活習慣の改善

ホルモンバランスを整え、ターンオーバーを正常に働かせるため、生活習慣の改善が必要です。

方法としては、

  • 睡眠を十分にとる
  • ストレスをためない
  • 適度な運動

などがあげられます。

また、睡眠が十分でないとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモン優位になってしまうため皮脂量が増えます。

忙しくても質の良い睡眠で体を休めることができるよう、ストレッチをしたりアロマを使うなど工夫するといいでしょう。

バランスの良い食生活

食生活はビタミンB・C群を摂取することで過剰な皮脂を抑え、肌の炎症を抑えることができるためニキビ改善に効果があります。

脂質や糖質をたくさんとりすぎることも、肌にはよくありません。

とはいえ、全くとらないなどの極端に偏った食事では、つるつるの肌を手に入れることはできません。

栄養バランスの取れた食事が大切です。

また、大豆イソフラボン・ビタミンEはホルモンバランスを整えます。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きがあるため、ホルモンバランスが乱れてくる30代の女性にはおすすめの成分です。

大豆製品の他、サプリメントなどで摂取する方法も手軽にできます。

乾燥対策をする

一番大切なのは洗顔後の保湿です。

ニキビがあると皮脂が多いから保湿は必要ないと誤解されてしまいがちですが、それは逆効果です!

化粧水で水分を補ってから、乳液でしっかりとフタをしてください。

また、洗顔に関しても

  • 洗浄力の強すぎない洗顔料やクレンジング料を使う
  • 1日に何度も洗わない
  • ぬるま湯で洗う
  • やさしく撫でるように洗う

など、に気を付けましょう。

毎日の生活においてもエアコンをこまめに消したり、加湿器を使うなど室内を乾燥させないようにすると肌の乾燥を防いでニキビを悪化させないようにしましょう。

ニキビができるのは体調不良が原因の場合も

ホルモンバランスの乱れではなく、体調不良が原因でニキビができてしまうこともあります。

考えられるのは、下記の病気や不調です。

高アンドロゲン血症

男性ホルモンの1つであるアンドロゲンが体内で過剰分泌してしまうという病気です。

皮脂腺が活発になることで角質が増えて角質層が固くなり、毛穴が詰まってしまいます。

これらによって、肌の水分量が減りバリア機能も落ち、治りにくいニキビができてしまいます。

多嚢胞性卵巣症候群

排卵が阻害され卵巣内に卵胞が溜まり、月経異常や不妊症などが起こってしまう症状をいいます。

PCOSと呼ばれています。

これによりホルモンバランスが崩れ、ニキビができやすく、そして治りにくくなってしまいます。

また、PCOSが高アンドロゲン血症を引き起こすこともあります。

消化器官の不調

にきびは、できる場所によって内臓の不調が分かります。

おでこにできる場合は、消化器官の不調のサインです。

便秘や、暴飲暴食など大腸に負担がかかっていないか食生活などを見直しましょう。

まとめ

30代になっておでこにニキビができる原因と、その治し方についてご紹介しました。

思春期の頃とは違い、ニキビの原因は、

  • ホルモンバランス
  • 生活スタイル
  • 食生活
  • ストレスなどの精神状態

などが大きく影響してきます。

生活全てを改善させるというのは難しいので、できることから少しずつ改善させるしかありません。

治すための行動が、またストレスになって、ニキビの原因になってしまっては、本末転倒です。

皮膚科に相談するなども含め、自分にとって楽になれる方法を見つけてください。