思春期ニキビ

思春期ニキビの洗顔回数ってどのくらいがいいの?

思春期はホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになり、ニキビができやすい時期です。

最初はポツポツとでき始めたニキビがあっという間に顔全体に広がったりします。

膿んだニキビがつぶれてかさぶたになったり、つぶれた上からニキビができたりして、他の人から見ると「ニキビのある人」と思われてしまいます。

ニキビの知識が無い人からは「顔を洗っていない人」なんて思われたら、本当にショックで傷つきます。

ニキビに悩んでいる人は、他の人以上に顔を洗っていることが多いからです。

では、ニキビができている時は、洗顔は何回くらいしたらいいのかという疑問が湧きます。

ニキビができる原因が皮脂であるなら、皮脂が出なくなればいいんじゃないかと思うこともあると思います。

そもそも皮脂とは何か、脂っこいものを食べたら皮脂は多くなるのか、洗顔は何回したらいいのか、その他の気をつけることはあるのかを紹介したいと思います。

ニキビがある時の洗顔は何回くらいしたらいいの?

ニキビにとって一番大切なことは洗顔です。

ニキビは毛穴に皮脂が詰まることからでき始めるのです。

しかしやみくもに何度もゴシゴシ顔を洗うのがいいというわけではありません。

ニキビがある人は、顔を洗いすぎる傾向があります。

毎日頻繁に洗顔をしていると、皮脂が足りていないと肌が勘違いすることもあります。

その結果、皮脂がどんどん出てきてしまいます。

もともと皮脂が多かったわけではないのに、オイリー肌に変わってしまうこともあるので注意が必要です。

そこで洗顔回数ですが、基本的には朝と晩の2回です。

朝の洗顔は、自分の肌の状態をみて、洗顔料をつけずに水だけで行うこともあります。

冬場の乾燥している時は水だけの洗顔でも充分です。

ただ、皮脂のべたつきが気になる場合は、洗顔料を使って洗顔しましょう。

夜はしっかり洗顔料を泡立てて洗顔してください。

1日の汚れをしっかり落とすことが大切です。

どんなに忙しくても、ゴシゴシ洗うことは禁物です

洗顔料で弾力のあるたっぷりの泡をつくって、泡を転がすようにして洗ってください。

力をかけなくても、泡がしっかりと汚れを落としてくれます。

どうしても皮脂を取ることばかり気にしてしまいますが、洗顔後は必ず化粧水などで保湿してください。

洗顔と同じくらい大切なのが保湿です。

ニキビケア用の洗顔料の中には皮脂をしっかりと取るために、保湿をしなかったら顔がバリバリに乾燥することもあります。

しっかりと保湿することが、肌のバリア機能をアップすることにつながります。

そもそも皮脂って何?

ニキビの原因が皮脂の過剰な分泌だと言われると、皮脂を悪者に感じてしまいます。

しかし、皮脂は肌の潤いを保つのにとても大切な役割をしている、なくてはならないものなのです。

肌の調子がいい時は、皮脂と水分が混じり合って、外の刺激から肌を守ってくれるバリアの働きをしています。

いつもニキビにばかり気を取られて周囲の肌をあまり気にしたことが無いという方は、ニキビだけではなく、自分の肌の調子がどうなのかをチェックすることを習慣にしてください。

バリバリに乾燥していたりしませんか?

それは本来肌の潤いを守ってくれている皮脂を取りすぎているのかもしれません。

脂っこいものを食べたら皮脂は増えるの?

「チョコレートやスナック菓子を食べたらニキビができた」「揚げ物を食べたらニキビができた」誰もが思いあたる経験をしたり、友達から聞いた事があると思います。

やはり、脂っこい物や甘い物はニキビの原因になるのでしょうか?

脂っこいものに含まれる動物性脂肪は、皮脂の材料になる「トリグリセリド」という物質になります。甘い物に含まれる糖が体の中に入ると「遊離脂肪酸」という物資に変わり、皮脂の分泌を盛んにする働きをします。

やはり、脂っこいものや甘い物は皮脂を増やす原因になります。

脂っこい物や甘い物をたくさん食べた時と、野菜中心のバランスのとれた食事をした時、次の日の自分の顔をしっかりチェックしてみてください。

体は正直に応えてくれます。

その他に気をつけることはある?

洗顔は1日2回といいましたが、あくまでも基本です。

運動して汗をかいた時は、すぐにタオルで拭いたり、水でさっと洗い流すことが必要です。

運動すると皮脂の分泌は高まり、汗の成分である尿素と塩分が肌を刺激するからです。

この時のタオルの使い方も汗を押さえるようにしてください。

タオルの摩擦も刺激になるので、ゴシゴシ拭かないようにしましょう。

紫外線もニキビにとって有害なものです。

紫外線は日焼け止めクリームを塗って防ぎましょう。

肌が紫外線を浴びると、肌を守るために角質が厚くなっていきます。

 厚くなった角質は毛穴を塞いでしまって、毛穴が詰まるとニキビができやすくなり、悪循環になるのです。

また、紫外線を浴びてダメージを受けた肌は、本来肌に必要な油分や水分が奪われて干からびた状態になります。

肌のバリア機能がなくなってしまうので、ニキビ以外の肌トラブルが起こる可能性もあるので、注意が必要です。

まとめ

皮脂は肌になくてはならないものだということが分かりました。

脂っこい食べ物もなるべく控えるようにしないといけないですね。

ニキビがあっても洗顔の基本は1日2回です。

洗いすぎや力を入れたゴシゴシ洗いは絶対にしないようにしましょう。

汗をかいたときや紫外線を浴びたときも注意が必要です。