思春期ニキビの治し方

思春期ニキビが治らない3つの理由|大事なとこが足りていないかも?

ニキビは思春期にできやすいために「青春のシンボル」と言われるように、思春期の男女のほとんどが一度は悩まされるものです。

思春期は子どもから大人へ体が変わる準備をする時期です。

ホルモンの分泌量が増加し、男性であれば「男性ホルモン」が増加し、筋肉のついたたくましい体をつり、女性であれば「女性ホルモン」が増加して、胸がふくらみまるみのある体つきに変化します。

精神的にも身体的にも急激な変化で不安定な時期です。

この時期にホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになり、ニキビができやすいのです。

ニキビを治すために色々な方法を試しているでしょう。

しかし、それでもニキビが増え続け、なかなか治らないニキビに悩む方は多いです。

頭がいつもニキビの悩みでいっぱいで、このニキビさえなければと気持ちが暗くなることもあるとのではないでしょうか。

ここでニキビが治らない理由をあらためて探ってみたいと思います。

思春期ニキビが治らない3つの理由

  • 洗顔方法が間違っている
  • 食生活の乱れ
  • 髪の毛

これらが思春期ニキビが治らない理由です。

では、それぞれ詳しく見てみましょう。

正しい洗顔方法

  • まずぬるま湯(35度~36度)で顔を濡らします。乾いた顔に洗顔料を直接つけるのは絶対にやめてください。
  • 泡立てネットを使って洗顔料を泡立てます。テニスボール2個分の泡を目安にしてください。弾力のあるたっぷりの泡を作ったら泡を顔にのせていきます。

額からあごにかけて順番に泡をおいていき、やさしく洗います。

手は肌に触れないようにして、泡を転がすイメージで洗ってください。

あまり時間をかけすぎると皮脂を取りすぎるので、1分以内で終了です。

手は肌に触れないようにして、ぬるま湯を顔にぶつけるようにすすぎをします。

水だけが顔に当たっているイメージです。

すすぎは念入りにします。

目安にするのであれば30回です。

洗顔後はタオルで押さえるように水分をとります。

決してゴシゴシは禁物です。

体を洗う擬音語は「ゴシゴシ」が一般的ですが、顔に限ってゴシゴシは絶対に禁止です。

自分が食べたもので自分の体はつくられます

思春期は成長期でもあるので、常にお腹がすきます。

ファーストフードやスナック菓子、甘い飲料やチョコレートやケーキという甘くて脂っこい食べ物は、とても美味しく感じます。

疲れたときほど高カロリーな食べ物が食べたくなります。

ニキビに脂っこいものは良くないというのは分かっているけれど、なかなかやめられないと思います。

脂質は体に必要な栄養素なので、絶対にダメというわけではないのですが、取りすぎがよくないのです。

普段あまり考えることはありませんが、自分が食べたもので自分の体がつくられています。

今の体の状態は、自分で選んだ食べ物がつくった結果なのです。

では、どういう食べ物がいいのでしょうか?

ニキビにはバランスのいい食べ物

同じ食事をしてもニキビができる人とできない人がいます。

個人差があって人それぞれです。

だから、これだけを食べたら絶対ニキビが治るといって、そればかりを食べていてもニキビは治りません。

食事はバランスが大切です。

しかし、思春期の方は自分で献立を作るわけではないと思います。

お肌にいい食べ物は「色の濃いもの」と覚えて、お家の方に伝えましょう。

緑黄色野菜やブドウやゴマなどです。

これらの食物は抗酸化物質というものを多く含んでいるので、美肌づくりに役立ちます。

もちろんこれだけを食べるのではなく、お肉や魚や卵などのたんぱく質や、お米などの糖質もしっかり食べて健康な体を作ってください。

髪の毛が原因かも?

朝にプックリとできたニキビを触っていたら夕方には悪化したことはありませんか?

手は色々なところを触るのでばい菌がつきやすいです。そんな手でニキビを触ってしまったら、ニキビが赤くなったり、ニキビが大きくなることもあります。

ニキビができている肌は敏感になっているので、ちょっとした刺激から悪化することは考えられるので、日常の行動を見直してみましょう。

前髪をおろしていませんか?

おでこのニキビを隠すために前髪をおろしていたり、頬にできたニキビを隠すためにサイドの髪で見えないように工夫していると思います。

しかし、この髪の毛の毛先が毛穴を刺激していることもあります。

髪に残ったコンディショナーや整髪料も刺激になることがあります。

ニキビができているのにおでこを全部出すというのは勇気がいるかもしれませんが、なるべく出すか、毛先が毛穴を刺激しないように、サイドに流す方法を取り入れてください。

背中や胸にもニキビができますか?

ニキビが背中や胸にもできる場合は、シャンプーやコンディショナーに原因があるかもしれません。

シャンプー液は髪の毛や地肌の汚れをしっかりと落とす洗浄力が強いものです。

ヘアコンディショナーも髪の毛のキューティクルを守るためにコーティングする成分が入っています。

これがお肌に付着するとお肌がコーティングされて皮膚が呼吸できない状態になることがあります。

お風呂で洗う順番を工夫することで防ぐことができます。

シャンプーをしてヘアコンディショナーをしたら体全体を洗います。顔を洗うのは一番最後です。

ここがポイントです。

この順番で洗うことによって、シャンプーやヘアコンディショナーを顔や体に残すことなく、しっかり洗い流すことができます。

肌をいたわってあげていますか

ニキビのケアをしているのに治らないと腹だたしくもなってきます。

同じ思春期だというのに周囲の友達はプリプリのツヤツヤの肌だと、なんで自分だけと悲観したくもなります。

ニキビのケアをしてすぐに肌が応えてくれるのであれば、大切にもしたくなります。

しかし、何をやってもニキビが治らないのであればと開きなおって、肌をぞんざいに扱っていませんか?

肌はケアをしている分だけ応えてくれます。

ただし間違ったケアだと逆効果になります。

いつもは丁寧にケアをしているのに、今日はいいやと適当に済ませてしまうと、いままでのケアが台無しになります。

マラソンと一緒で、コツコツと走り続けることのように、毎日コツコツとケアをしていくことが大切になってきます

ニキビは皮脂が原因でできますが、毎日頻繁に洗顔をしていると皮脂が足りていないと肌が勘違いすることもあります。

その結果、皮脂がどんどん出てきてしまいます。

もともと皮脂が多かったわけではないのに、オイリー肌に変わってしまうこともあるので注意が必要です。

まとめ

毎日やっていることをちょっと見直すだけで、ニキビが減ったり、無くなったりすれば嬉しいですよね。

学校や塾やクラブで忙しい毎日ですが、是非実践してみてください。