思春期ニキビの治し方

10代の若者必見!思春期ニキビのケア方法についてまとめました

ニキビは思春期の男女のほとんどが一度は悩まされるものです。

ニキビができたことで周りの目が気になり、顔を見られたくないのでいつもうつむいていたり、髪の毛で隠したり、自信が持てないなど、コンプレックスにもなります

ニキビで悩んだことの無い人には「たかがニキビで」と思われるかもしれませんが、ニキビができている本人にとっては、重大な問題です。

また炎症を起こしているニキビは痕が残る場合もあります。

「月面クレーター」「夏みかんの皮」にたとえられるデコボコとしたものです。

ニキビ痕を残さないためにも、早いうちに正しい知識を持ってケアをする必要があります。

では、幼い頃にはできなかったニキビが、なぜ思春期になってできるのでしょうか。

思春期になぜニキビができるのか、ニキビができる原因、ニキビの種類、ニキビのケア方法について紹介したいと思います。

思春期になぜニキビはできるのか

思春期にニキビができるのは、男性ホルモンの影響と考えられています。

思春期というのは男性がたくましく、筋肉のついた体に変化するために、男性ホルモンの分泌量が急激に増えるのです。

思春期のニキビが女性より男性の方が目立つのは、この男性ホルモンの影響を強く受けているからです。

男性ホルモンは、皮脂の分泌を盛んにします。

この過剰に分泌される皮脂がニキビの原因となるのです。

男性ホルモンは男性だけにあるわけではなく、分泌量の違いはありますが女性にもあります。

女性は男性ほど皮脂の分泌量が増えるわけではありませんが、男性に比べて女性の毛穴は小さいので皮脂が詰まりやすくなるのです。

思春期のニキビは特に、額や鼻のTゾーンと呼ばれる部分にできやすいです。

額には赤いぶつぶつとしたニキビができ、鼻には大きな赤いニキビができたりします。

思春期のニキビができる原因

思春期のニキビができる原因は、ホルモンの影響で皮脂が過剰に分泌されることです。

特に春から夏にかけては皮脂の分泌が活発になるのでニキビができやすくなります。

その他にも原因があります。

ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、便秘などです。

思春期のニキビの種類

いままでニキビができた時に、赤くて炎症を起こしている痛いニキビや、膿がたまって黄色くなって盛り上がったニキビなどがあったと思います。

ニキビには4種類あり、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビに変わっていきます。

白ニキビ

毛穴に皮脂が詰まることからニキビが生まれます。

皮脂が外に出れなくなり、皮脂腺の中に溜まり始めます。

その結果、肌に白いポツポツしたものができ始めます。

コメドと呼ばれています。

化粧品に「ノンコメドジェニック」と記されているのは、このコメドが出来にくいという意味です。

黒ニキビ

たまった皮脂が毛穴の外に出てきて、皮脂の刺激でメラニンが作られ黒くみえます。

この段階では炎症を起こしていないので、自然に治ることもありますが、悪化することも多いです。

赤ニキビ

毛穴に皮脂が詰まった状態が続くと、アクネ菌が寄ってきます。

アクネ菌が毛穴の中で皮脂を食べて「ポルフィリン」という毒をだします。

毛穴の細胞が免疫細胞である白血球を出します。

アクネ菌と白血球が戦うことにより、赤くなり腫れあがってくるのです。

アクネ菌が無ければいいのではないかと思うかもしれませんが、アクネ菌は常に皮膚にある細菌です。

アクネ菌は本来お肌のバリア機能を維持する役割をしてくれています。

しかし、皮脂が大好きなので、皮脂が多い暗い毛穴をみつけるとたちまち中に入り込んでしまうのです。

黄ニキビ

アクネ菌と白血球の戦いが長引くと、毛穴の中には血液、皮脂、戦いの残骸の膿がたまっていきます。

容量オーバーになると毛穴の入り口を突き出て外に排出されるのです。

黄色い膿が皮膚を通して透けてみえるようになります。

思春期のニキビケア

ではどうしたら思春期にニキビに悩まされずに過ごすことができるのでしょうか。

今日からできるニキビケアについて紹介します。

洗顔と保湿

ニキビケアで一番大事なのは洗顔です。

ニキビは毛穴に皮脂が詰まることからでき始めるのです。

しかしやみくもに何度もゴシゴシ顔を洗うのがいいというわけではありません。

洗顔料を泡立てて泡で洗います。

すずきはしっかりとしてください。

特に髪の毛の生え際やあごは、すずき残しをしやすいので注意してください。

洗顔と同じくらい大切なのが保湿です。

ニキビケア用の洗顔料の中には皮脂をしっかりと取るために、保湿をしなかったら顔がバリバリに乾燥することもあります。

しっかりと保湿して肌のバリア機能を保ちましょう。

睡眠

睡眠不足はお肌の大敵です。

寝ている間に「セロトニン」という成長ホルモンが分泌されます。

細胞を分裂したり、身長を伸ばしたりするホルモンです。

睡眠時間が6時間あれば、セロトニンが出るといわれています。

実はこのセロトニンは、美肌ホルモンの1つでもあるのです。

お肌に良いとされるのは夜10時~深夜2時までのゴールデンタイムに眠ることです。

ゴールデンタイムは聞いたことがあるけれど、なかなかその時間に眠ることは難しいと思います。

そこで、毎日同じ時間に同じ長さの睡眠を心がけてみてくだい。

よくいわれる規則正しい生活です。

これだけでもお肌の調子はだいぶ変わるといわれています。

便秘

特に女性の方は便秘になりやすいので気をつけてください。

便秘とは「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感が残る」ことをいいます。

便秘になると腸内には食物のカスが溜まり、腐敗発酵し病気を引き起こすこともあります。

便秘薬に頼ってばかりいると将来大変なことになりかねません。

便秘は食物繊維や水分を飲むことも大切ですが、マグネシウムの多く含まれているミネラルウォーターを飲むのもお勧めです。

マグネシウムの含まれている水は「硬水」と呼ばれ、みなさんがいつも飲んでいる「軟水」に比べたら飲みにくいお水です。

しかし硬水はマグネシウムだけではなくミネラルが豊富なので、美肌作りの効果も期待できます。

1日1回バナナ1本分のお通じが理想ですので、目指してください。

まとめ

思春期というのはニキビができやすい時期で、原因は皮脂以外にもあるということが分かりました。

ニキビの種類をみてみると、ニキビができる前に予防しないといけない事が分かるでしょう。

毎日行う洗顔の見直しや、睡眠、便通といった生活習慣を整えることもニキビとサヨナラする第一歩ですので、是非実践してみてください。