大人ニキビの治し方

30代からの大人ニキビを治す3つの方法

ニキビは思春期にできるものと思われていますが、30代になっても増え続けるニキビに悩まされる方が多くいます。

10代の頃からニキビができ続けたり、30代になって急にニキビができて戸惑うというケースもあります。

大人になってからできるニキビは「大人ニキビ」や「アダルトニキビ」、「吹き出物」と呼ばれています。基本的には「ニキビ」も「吹き出物」も同じものです。

しかし、思春期のニキビの原因のほとんどが皮脂の過剰分泌によるものに対して、大人ニキビは様々な原因があります。

25歳を過ぎてもニキビができる方は、ホルモンバランスが崩れている可能性も考えられます。

30代のニキビの原因とニキビはどうやってできるのか、どういうシチュエーションでニキビができるのか、30代のニキビを治すために実践したい3つの方法をご紹介したいと思います。

30代からの大人ニキビを治す3つの方法

30代からの大人ニキビを治すために是非実践していきたい3つの方法をご紹介したいと思います。

ホルモン周期を自覚する

女性は生理が始まる二週間前から黄体ホルモンが多くなる黄体期となります。

肌が敏感になり、肌荒れを起こしやすいです。イライラしやすく、ニキビができやすくなり、悪化もしやすいです。

便秘にもなりやすです。

  • 黄体期に新しい化粧品を試したり、カラーリングやパーマをするのはやめましょう
  • イライラを抑えるためにカルシウム豊富なメニューを摂りましょう
  • マグネシウムを含んだ硬水を飲むと、便秘解消の効果が期待できます

紫外線を防ぐ

ニキビができて敏感になっている肌に紫外線は大敵です。

紫外線を無防備に浴び続けると肌が防御しようとして角質が厚くなります。

厚くなった角質が毛穴をふさぐことで毛穴に皮脂がたまり、ニキビができやすくなります。

  • 季節にかかわらず毎日UVカットの下地やファンデーションは使用しましょう
  • 日差しの強い季節は日傘や帽子、サングラスをかけましょう
  • メイク直しは直接ファンデーションを塗るのではなく、化粧水でふき取ってからつけ直しましょう

皮脂とのおつきあい

ニキビは皮脂が毛穴に詰まることによって生まれるので、皮脂を悪者だととらえてしまう場合があります。

炎症をおこしたニキビのできている肌は敏感ですので、洗顔の回数をやたら増やしたり、思春期のニキビ用の脱脂力の高い洗顔料を使うのはやめましょう。

女性は生理前になると皮脂の分泌が過剰になります。チョコレートやスナック菓子などの油っぽいものの食べすぎに注意が必要です。

洗顔は、顔全体を濡らしてから洗顔料をよく泡立ててきめ細かな泡で洗うことが大切です。乾いた肌に泡をのせたり、ゴシゴシこするように洗うと強い刺激をあたえるのでニキビが悪化する原因になります。

30代のニキビの原因

30代は社会的にも仕事で責任のある立場になったり、家庭でも結婚して妻となったり、子育てをして母となったりと重要な役割を果たしています。

ついつい自分のことは後回しになってしまう傾向にあります。

ストレスがたまっていても気づかないことがあるので、30代になってニキビができるということは、体からのサインだと受け止めて、しっかりケアする必要があります。

30代のニキビの原因になりやすいことを紹介します。

  • ホルモンバランス
  • 睡眠不足
  • 紫外線
  • 食生活の乱れ
  • 便秘
  • メイク
  • 間違った化粧品えらび

ニキビはどうやってできるの

ニキビができるまでに白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビに変わっていきます。

白ニキビ

毛穴に皮脂が詰まることからニキビが生まれます。

皮脂が外に出られなくなり、皮脂腺の中に溜まり始めます。

その結果、肌に白いポツポツしたものができ始めます。

コメドと呼ばれています。

黒ニキビ

たまった皮脂が毛穴の外に出てきて、皮脂の刺激でメラニンが作られ黒くみえます。

この段階では炎症を起こしていないので、自然に治ることもありますが、悪化することも多いです。

赤ニキビ

毛穴に皮脂が詰まった状態が続くとアクネ菌が寄ってきます。

アクネ菌が毛穴の中で皮脂を食べて「ポルフィリン」という毒をだします。

毛穴の細胞が免疫細胞である白血球を出します。

アクネ菌と白血球が戦うことにより、赤くなり腫れあがってくるのです。

黄ニキビ

アクネ菌と白血球の戦いが長引くと、毛穴の中には血液、皮脂、戦いの残骸の膿がたまっていきます。

容量オーバーになると毛穴の入り口を突き出て外に排出されるのです。

黄色い膿が皮膚を通して透けてみえるようになります。

このようにニキビは、できる前に予防することが大切だということがわかります。

30代のニキビができたシチュエーション

30代のニキビの原因がたくさんあることが分かりました。

では、30代でニキビができた方は、どのようなシチュエーションであったかをみていきたいと思います。

育児と仕事を頑張りすぎた二児の母親

二人の子どもをかかえ、子どもが寝入った夜中にパソコンで仕事をする毎日です。

体調を崩しても授乳中なので薬も飲まなかったら、ニキビがポツポツとでき始めて、どんどん広がっていったのです。

慢性的な睡眠不足が原因でした。

育児も仕事も頑張りすぎたストレスもあります。

中間管理職で板挟みにあった

頭ごなしに押さえつける上司になってから、思春期にはできなかったニキビがあごの周辺にたくさんできるようになりました。

上司からは押さえつけられ、部下からもなんとかしてくれと言われ、板挟みになったストレスが原因でした。

まとめ

30代のニキビができる原因は様々あり、色々なシチュエーションがあることも分かりました。

ニキビはできる前に予防すること、ニキビを治すには身近なことからもう一度見直すことが大切です。

忙しい毎日ですが、自分の心や体にしっかりと向き合い、ニキビをなくすために必要なことを少しずつ実践することが大切です