ふと気づいたら、脇の下にニキビ?
服に隠れている部分ですしまじまじと見られることはないといっても、痛みがあると普段の動きまでストレスを感じてしまいますし、キレイにしておきたいものです。
そんな脇の下にできたニキビを治す方法をご紹介します
脇の下のニキビを治す方法とは?
刺激を与えない
脇の下の皮膚は薄く、デリケートなため、毎日の生活によってかなりの刺激を受けています。
下記の行動は悪化させることがありますので、避けましょう。
・制汗剤を塗る
・ムダ毛処理
・ごしごしと擦って体を洗う
特にムダ毛をカミソリや毛抜きで処理すると、皮膚を傷つけてしまいます。
ムダ毛を処理する前後は、肌のケアをすることとニキビができているときはムダ毛処理をしない・エステなどでプロに処理してもらう・電気シェーバーを使うなどがおすすめです。
制汗剤を使わないのは脇汗が気になる!という人は、みょうばん水などを使ってみてはどうでしょうか。
清潔に保つ
皮膚の薄い脇の下ですが、皮脂分泌が盛んな部分でもあります。
また、汗腺が多いため、汚れが溜まりやすく、しっかり洗わないと毛穴が詰まってニキビができてしまいます。
とはいっても、ボディタオルでごしごしと擦ってしまっては刺激になります。
お風呂にゆったりと使って、やさしく洗ってください。
すすぎ残しによってもニキビができてしまいますのですすぎもしっかりとしましょう。
お風呂から上がってからも、タオルで体をふくときはゴシゴシ拭かず、押し当てるように水毛をふき取ることをおすすめします。
蒸れや擦れをさせない
通気性の良い素材の服や下着を身につけるようにして、脇が蒸れないようにしてください。
汗をかきやすい場所ですので、蒸れると雑菌が繁殖してしまいます。
綿・麻などの素材がおすすめです。
また、しめつけるようなぴったりとした服や下着は擦れて、できているニキビを悪化させてしまうので気を付けてください。
薬を塗る
脇のニキビは炎症してから気づくことが多いので、抗炎症作用のある薬を塗るといいでしょう。
べたつかない、しっとりとしたものがおすすめです。
つぶさない
しこりや痛みがきになって、潰してしまうという人もいるでしょう。
しかし、病院で治療してもらうのとは違い素人がニキビを潰すのはよくありません。
皮膚を傷つけたり、化膿をさらに悪化させニキビ跡の原因になってしまいます。
脇のニキビを作らないために気を付けることとは
脇の下の皮膚は、薄くてデリケートです。
ムダ毛処理方法やデオドラントケアなど刺激の少ないものに変えることで、ニキビができにくくすることができます。
制汗剤は特に毛穴をふさいで汗を抑えるため、使用する量や回数などに気を付けましょう。
さらに、毎日の生活習慣を見直すことでもニキビはできにくくなります。
十分な睡眠をとり、バランスの良い食生活、ストレスをためないなど脇以外の肌もキレイに保つことができますのでぜひ心がけてみてください。
そのしこり、ニキビじゃないかも?
ニキビだと思っていたけれど、なかなか治らない・・・もしかしてニキビじゃないかもしれません。
考えられる可能性をご紹介します。
粉瘤(アテローム)
皮膚の下に膿疱という小さな袋ができ、底に皮脂や老廃物などが溜まっているモノを言います。
良性の腫瘍で、黒ニキビのように中心が酸化して黒くなっていることが多いです。
大きくなってしまった場合は手術が必要です。
毛包炎・毛嚢炎
ニキビとよく似た見た目の炎症です。
ムダ毛処理によって毛根や皮膚が傷ついてブドウ球菌に感染して炎症が起こってしまったものを言います。
脂肪種
40~50代に多いコブのようなもので、筋肉と皮膚の間にできる脂肪の塊です。
5cm以上になる大きな脂肪種は取り除く手術をうけたほうがいいでしょう。
まれに悪性腫瘍になる場合があります。
副乳
退化しきれなかった乳房です。
脇やお腹あたりに残っている場合があります。
そのまま放っておいて大丈夫ですが、痛みがある場合は漢方薬やホルモン剤などを処方されます。
リンパ節の腫れ
脇の下にあるリンパ節が、疲れなどから腫れている可能性があります。
ほとんどは良性なので心配ありませんが、だんだん大きくなる場合は悪性リンパ腫の疑いもありますので病院を受診しましょう。
アクロコルドン・スキンタッグ
加齢とともにできる良性の腫瘍(イボ)のことをいいます。
小さくて盛り上がりが少ないイボが「アクロコルドン」、大き目で皮膚から飛び出しているイボが「スキンタッグ」です。
軟性線維腫・懸垂性線維腫
こちらも加齢とともにできる腫瘍です。
やわらかい部分にできる「軟性線維腫」と、大きくなって垂れ下がる「懸垂性線維腫」があります。
まとめ
脇の下にできたしこりニキビを治す方法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
脇にニキビができると、動くたびに痛みを感じたりと、意外とストレスになります。
ニオイや脇汗、ムダ毛が気になってしまうため、ついあれこれとしてしまいがちな脇ですが皮膚が薄く、敏感です。
普段から、なるべく刺激を与えないようにケアして、ニキビのできにくい脇にしましょう。