大人ニキビは一度できたらなかなか治らないことが多く、ニキビ跡が残りやすいのです。
思春期のニキビが男性に多くみられることに対して、大人ニキビは女性に多いのが特徴です。
思春期のニキビができやすい場所は、額と鼻のTゾーンと呼ばれる場所に対して、大人ニキビができやすい箇所は、Uゾーンとよばれる両頬からあごにかけてのラインです。
この部分は男性のヒゲが生える部分にあたります。
大人ニキビに悩まされている女性は、血中の男性ホルモンの値が高まっているともいわれています。
ストレスがかかることで、ストレスに抵抗するために脳から副腎皮質へ指令がでて、男性ホルモンが分泌されるのではないかともいわれています。
しかし原因は男性ホルモンだけではなく、ストレスや睡眠不足、メイク、生活習慣など様々なことが考えられます。
ニキビができると精神的にダメージを受けやすく、たった一つのニキビができただけで、仕事や外出するのも億劫になり、人に見られたくないので人を避けるようになり、対人関係にも支障をきたします。
ではどうしたら大人ニキビがなくなるのでしょうか。
あごにできた大人ニキビを治す3つの方法
正しい洗顔をする
メイクをする大人の女性にとって「洗顔」は、メイクの汚れを落とす「洗顔」と皮脂や肌の汚れを落とす「洗顔」のW洗顔が必ず必要です。
ニキビができて敏感になっているお肌では、特にこの2つを丁寧に行うことが大切です。
メイクの汚れにはクレンジング剤を使います。
ふき取るタイプのクレンジング剤は肌をこすって摩擦を起こし、ニキビを無理やり取って痕を残すことがあるのでおすすめしません。
洗い流すクレンジングを使いましょう。
すすぎはぬるま湯で丁寧に行います。
皮脂や肌の汚れを落とす洗顔は、泡立てネットなどを使ってテニスボール2個分くらいの弾力のある泡を作ります。
泡を顔においてやさしく洗います。この時、手を肌にふれないようにして泡で洗うことがポイントです。
しっかりすすいだ後は、タオルで押さえるように拭きます。
決してゴシゴシとふかないようにします。
取り立てて目新しいことではないかもしれませんが、忙しさにかまけてついつい適当に行ってしまう日もあります。
毎日このステップを丁寧に行うことが大切です。
シャンプーの順番をかえる
ニキビは、顔だけではなく、背中や胸にもよくできます。
この場合、髪の毛に原因があるかもしれません。
シャンプー液は髪の毛や地肌の汚れをしっかりと落とす洗浄力が強いものです
顔や背中の皮膚には刺激が強いことがあります。
ヘアコンディショナーも髪の毛のキューティクルを守るためにコーティングする成分が入っています。これがお肌に付着するとお肌がコーティングされて皮膚が呼吸できない状態になることがあります。
洗う順番を工夫することで防ぐことができます。
シャンプーをしてヘアコンディショナーをしたら体全体を洗います。
顔を洗うのは一番最後です。
ここがポイントです。
この順番で洗うことによって、シャンプーやヘアコンディショナーを顔や体に残すことなく、しっかり洗い流すことができます。
紫外線にあたらない
紫外線は、お肌の大敵といわれます。
ニキビができて敏感になっているお肌にはもっと大敵です。
外出する時にメイクをする人、しない人がいますが、どちらにしても紫外線対策は必要です。
日焼け止めクリームを必ず塗ります。
ただ、日焼け止めクリームも効果がある時間が決まっているので、日傘やサングラスを併用すると安心です。
スッピンで直射日光にあたるともちろん日焼けをします。
脂性の人は黒っぽく、そうでない人は赤っぽくなります。
シミの元となるメラニン色素は表皮にあり、過度に日焼けをすると表皮の下の真皮まで届き、メラニンが沈着してしまうとシミ・ソバカスとなり、なかなか取れなくなってしまいます。
また、紫外線のダメージでシワになることもあります。
シミやシワはニキビ痕を余計に目立たせます。赤いニキビ痕が日焼けすることで、茶色い痕になり、シミに変わることもあるので注意が必要です。
理想的な肌とは
ニキビができていると、ニキビにばかり目を奪われ、肌の状態がどうであるかを見る余裕すらなくなります。
そもそも理想的な肌とはどんな肌なのでしょうか。
- うるおいがある
- なめらかさがある
- はりがある
- 弾力がある
- 血色がいい
- キメが細かい
まとめ
大人ニキビは、あご周辺やフェイスラインにできやすいので、洗顔を工夫したり、お風呂で洗う順番を変えるだけでも防ぐことができます。
特にお肌の大敵である紫外線対策は念入りに行ってください。
大人ニキビは様々な原因が重なってできることもあるので、食生活の見直しや睡眠不足にならないようにすることも大切です。